By | 2018年1月27日

酸洗いの意味とメリットについて

酸洗いとは「酸」の力を活用し、より強力に部品や製品を洗浄することを意味しています。単純に洗剤などを付けて洗うよりも、パワフルに洗浄できます。酸洗いのメリットは、錆びや溶接焼けなども綺麗に落とせることです。普通では落とせない汚れを綺麗にできるので、様々な場面で活用されています。

酸洗いの具体的な工程について

製品や金属部品を強力に洗浄できる酸洗いは、どんな工程で進んでいくのでしょうか。まず一番初めに行われるのが、段取りです。これは酸が製品全体に行き渡るように、一つひとつセットしていく作業です。失敗すると製品の表面にムラができてしまうので、しっかりとセットしなければなりません。次に行われるのは、前処理と水洗いです。前処理では、余計な付着物や油分をしっかり取り除きます。その後水洗いも行い、汚れを落としていきます。そしてようやく行われるのが、本処理とも言える酸洗いです。酸が全体に行き渡るように見守りながら、ゆっくりと酸の槽へ浸けていきます。製品によってはエアポケットができる可能性があるので、これを作らないように注意しなければなりません。酸洗いが終了したら、今度は高水圧で水洗いを実施します。製品には酸が付いている状態なので、高水圧でしっかりと酸を落としていきます。製品の隙間に酸が残らないように、注意深く洗うことが大切です。水洗いが終わったら、今度はしっかりと乾燥させます。そして最後に検査が行われ、製品にムラができていないかチェックします。検査が通れば、酸洗いの全工程が終了となります。

以前は研磨や錆落としなどをして汚れを落としていましたが、酸洗いにより金属の仕上がりも綺麗になり作業がシンプルになりました。しかし、塩酸や硫酸などの劇薬を扱う為、職人さんにしかできない技です。